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ビジョントレーニングは、どんなことをするのか。トレーニングの具体例を含めて解説。

教育現場

ビジョントレーニングの内容

ビジョントレーニングについては、こちらで紹介しています。

今回も、【書籍】『発達の気になる子の学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング』北出勝也 監修

より、ビジョントレーニングについて学びます。

このビジョントレーニングという
目の力を高めるためのトレーニングには、
大きく分けて3つの種類があります。

  1. 眼球運動トレーニング
  2. 視空間認知トレーニング
  3. 目と体のチームワークトレーニング

これら3つのトレーニング内容について、
ご紹介します。

眼球運動トレーニング

見たいものを眼でとらえ、すばやくピントを合わせるためのトレーニング。

例えば、電車の車窓から、
外を見た時に流れる景色を追って
ピントを合わせる等の追従性眼球運動

歩行中や車の運転中、安全のために
前方のものを広い視野で認識しながら
前進するとき等に用いる跳躍性眼球運動

野球ボールをバットで打つ等
遠近感を把握しピントを合わせる
両目のチームワークがあります。

追従性眼球運動のトレーニング

追従性眼球運動のトレーニングでは、
目の前でペンを持ち、動いているペンを
眼の動きだけで追ったり、
迷路をしたりというようなトレーニングがあります。

眼を上下左右斜めに動かしたり、回したり
様々な方向に動かすと、眼の筋肉のストレッチにも
なり、目の疲れも取れ、すっきりします。

跳躍性眼球運動のトレーニング

跳躍性眼球運動のトレーニングでは、
両手にペンを持ち、目の前のペンを
交互に見ます。ペンの持ち方を
上下左右斜め等様々な方向に広げて
持ちます。左右のペンを交互にピントを
合わせるようにします。

また、ランダムに羅列された数字を
順番に見ていくトレーニングもあります。

このトレーニングも目のストレッチになり、
気分もすっきりすると思います。

両目のチームワークのトレーニング

両目のチームワークのトレーニングでは、
ペンを目の前に持ち、徐々に近づけたり
遠ざけたりして、ペンにピントを合わせます。

ものがはっきり見えるようになります。
実際にものを見やすくなったと
感想を言う子もいました。

視空間認知トレーニング

眼で見たものの形や色、距離感を正しく認識するためのトレーニング。

例えば、積み木を積み上げたり、
置いてあるものを取ったり、
手順書通りにものを組み立てたり等で
視空間認知を用います。

見本と同じ形を描いたり、
パズルを組み立てたりする訓練が
あります。

ある子は、視空間認知のトレーニングを続けることで、
漢字の形をうまくとって書けるようになりました。

眼と体のチームワークトレーニング

ボールをキャッチするなど、眼からの入力情報に合わせて、思う通りに体を動かすトレーニング。

例えば、バスケットボールのディフェンスで、
オフェンスの動きに対応して動いたり、
ダンスのように曲に合わせて意図した動きを
したりするときに用います。

見本と同じように体を動かしたり、
動く目標物にタッチしたり、
かるたをしたりといった訓練があります。

おわりに

私が、ビジョントレーニングを実際にしたら、
気持ちよく生活ができることが
増えました。

眼の疲れが取れ、
視覚機能が改善されていると
感じることができました。

まだ、ビジョントレーニングを
支援に取り入れたことのない方は、
子どもの困り感の原因の
一部が視覚機能である可能性は、
少なからずあるので、
実際にやってみて、変化を見てみる
ことも良いと思います。

今日も学ばせていただきました。

ありがとうございましたっ!

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