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ビジョントレーニングとは?目のトレーニングの効果はどのようなものがあるのか

教育現場

特別支援教育で
ビジョントレーニングについて、
よく聞くようになってきました。

私も、自立活動でビジョントレーニングを
取り入れています。

学校現場だけでなく、医療、福祉、
放課後デイサービス、スポーツ界等、

様々な場所でビジョントレーニングを
活動として取り入れているようです。

今回は、【書籍】『発達の気になる子の学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング』北出勝也 監修

より、ビジョントレーニングについて学びます。

ビジョントレーニングとは

ビジョントレーニングとは、視覚機能(見る力)を高めるためのトレーニングです。

ビジョントレーニングは、
近視や遠視などの視力の問題ではなく、
「視覚機能」の問題を改善していく
トレーニングです。

視覚機能の問題とは、以下のようなことが例として挙げられています。

  • 同じ行を何回も読んだり、読んでいる場所が分からなくなったりする。
  • 文字が読めないほど字が汚かったり、マスからはみ出したりする。
  • 頭を動かしながら本を読む。
  • 板書を写すのに異常に時間がかかる。
  • 手先が不器用で、はしやはさみをうまく使えない。
  • 集中してみることが苦手で話を聞くときに、絶えず視線を動かす。
  • ものや人によくぶつかる。
  • 投げられたボールをうまく受け取れない。

このような様子が見られたら、「視覚機能の問題」の可能性があります。

ビジョントレーニングを行って、
視覚機能が上がれば、「見えにくさからくる」
様々な悩みも次第に解決していくとされています。

ビジョントレーニングの効果

ビジョントレーニングでは、主に7つの力が育ちます。

書(描)く力

文字や図形を正しく書いたり、
マスや行をはみ出さずに書いたり
することができるようになります。

実際に、ビジョントレーニングを取り入れて
ある子は形をうまくとらえて漢字を書くことが
できるようになりました。

読む力

文章を正しく、スムーズに読めたり、
読み飛ばしや読み間違いをせずに
音読ができるようになります。

読み飛ばしや読み間違いをしがちな
子どもは多いと思います。
文章を正しく把握することにも有効のようです。

作る力(手先の器用さ)

直線や曲線の上をはさみで切ったり、
定規を使って、長さを測ったり、
線を引いたりすることができるようになります。

手先の器用さは、視覚機能と密接に
関連しているのですね。

運動する力

飛んでくるボールをうまくキャッチしたり、
ボールをバットなどで打ったり、
遊具で怖がらずに遊んだり、
することができるようになります。

ビジョントレーニングをすると、
運動に対して自信を持つこともできるように
なるかもしれません。

集中力・注意力

授業の間、勉強や作業に集中できたり、
整理整頓ができたり、
ものにつまずいたり、ぶつかったりすることが減る
ようになります。

集中力が足りないときは、体幹や生活習慣の問題等
様々な要因が考えられますが、視覚機能の要因も
考えられるのですね。
もしかすると、ビジョントレーニングをすることで
子どもの集中力がアップするかもしれません。

記憶力

数字や漢字を覚えたり
覚えた漢字を思い出したり、
方向感覚が身についたりします。
探し物や忘れ物も減るようです。

イメージ力

見本の形を見て組み立てることができたり、
上下左右を正しく認識したり
できるようになります。
ものとの距離感を理解する等、
日常的に生活するうえで、
有効な力を身につけることができます。

おわりに

ビジョントレーニングについて
卓球の取り組みの記事
少し言及しました。

これからもビジョントレーニングの
取り組みについてアップしていきます。

学校だけでなく、家庭でも子どもに対して
ビジョントレーニングを取り組んで
みようと思いました。

それでは、今日も学ばせていただきました。

ありがとうございましたっ!

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