文字を書くことが好きになる。
いつもとは違う道具を使うため、初めて習字道具に触る子どもは、毛筆の学習に対してとても意欲的です。書き味が鉛筆と異なり、面白いです。
ただし、指導上の留意点としては、手本通り書くことにこだわるのではなく、子どもの書いた文字を芸術として素敵なものであると評価していくことです。
筆を運ぶための力加減が学べる。
筆独特の力加減を学ぶことで、力の調整の訓練になります。
同じ文字でも力を入れたり、力を抜いたりして、線の出し方の変化を楽しむ活動も面白いと思います。
自己肯定感を高められる。
出来上がった文字は子どもの個性を感じられるものになっています。
清書をしたものから良いものを選ぶ時は、「これがいい!」と自分で掲示をする文字を選ぶことができます。自分で書き、選んだ作品を、まず、指導者が価値づけできます。
さらに、文字を掲示していると通りかかった人から、ほめられることがあり、そのようなときは、まんざらでもない表情をしています。
もしも、習字に対して自信や興味をもつことができれば、将来大きくなっても書道として楽しむことができるかもしれません。このようなことができれば、その子のQOL(生活の質)はより向上すると考えられます。それは、とても素晴らしいことだと思います。
今日も学ばせていただきました。
ありがとうございましたっ!
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