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子どもにSSTで対応の仕方を教える。どうしてもけんかをしてしまう姉弟の対応。

子育て

兄弟げんかの対応

2歳の娘がおままごと等おもちゃを広げて遊んでいる最中に、0歳11か月の息子が近寄ってくると「やめて!」と言い、押し倒してしまいます。息子は大泣きです。

兄弟げんかは、2人以上の子どもをお持ちのご家庭なら、どこのご家庭にでも起こりうることであると思います。このような時、どのように対応すると良いでしょうか。

まず実態把握をしよう

まずは、状況を把握します。教育現場では、実態把握やアセスメントといいます。私は、子どもたちがけんかになる場面を注意深く観察しました。娘が一生懸命おもちゃで料理を作るごっこ遊びをしていたところ、息子がやってきて、おもちゃを取ったり、投げたりしてしまいます。すると、娘が発狂した様子で、押したり、叩いたりしてしまっていました。

その様子の2人の目線や表情、動き等から、娘は「自分の作った料理をくずされたくない」気持ち、息子は「面白そうなものがあるからさわってみたい」気持ちであると私は解釈しました。

SST

まだ1歳にもなっていない息子に対応するより、2歳のお姉ちゃんに対応する方が解決しやすいと考えた私は、お姉ちゃんが対応の仕方がまだ分かっていないであろうと仮定し、SST(ソーシャルスキルトレーニング)をしました。

SSTとは

SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは、社会(ソーシャル)の中で暮らしていくためのスキルを練習することをいいます。今回は、「息子が遊んでいる最中にきた時にどのように対応するか」について、教え、練習しました。

やり方を教える

まず、言葉で「〇〇君がきたら、一緒に遊ぼうと言って、渡してもいいおもちゃを渡してあげよう」と教えました。

モデリングと評価(価値づけ)

次はモデリングをし、実際に娘を前にして息子に対し、やってみせました。娘も分かったようで、「やってみる!」と言い、私と同じようにおもちゃを息子に渡し、一緒に遊ぶことができました。最後に、私は娘に「よくできたね!」と言い、価値づけをしました。

繰り返す

それを遊びの中で娘は何度も繰り返し習得を目指していました。「わたし、いっしょにあそべるの!」と言い、娘は得意気な表情をしていました。もしかすると娘も息子も一緒に遊びたかったのかもしれません。一緒に遊ぶ方法を教えてよかったと思いました。

SSTを終えて

その晩、娘がまたおもちゃで遊んでいると、息子が近づいてきました。はじめは、「一緒に遊ぼう!」と娘は息子に言うことができていました。しかし、渡されたおもちゃ以外のものも息子が取ろうとするので、やはり押し倒していました。

1度教えてうまくできるようになるとは限りません。1度教えてうまくできれば、すごすぎます。2歳~5歳は特にやり方を教える時期です。近くにいる大人が何度も何度も繰り返し辛抱強く教えていくことが大切ですね。今回は「仲よく遊ぶ経験ができた」ということで良しとしようと思います。疲れで自制ができなくなっていたのかもしれませんし。

おわりに

今回は、兄弟げんかの対応の仕方の一例をお伝えしました。子どもの実態や状況に応じて、様々な対応の仕方があると思います。もしも、今回の記事に関連してお困りのことがありましたら、そのようなことも「お問い合わせ」フォームにご記入いただくと私も一緒に考えます。「お問い合わせ」で感想等も受け付けております。よろしくお願いいたします。

おかげさまで、今日も学ばせていただきました。

それでは、ありがとうございましたっ!

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