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子どもの「あれが欲しい」「これがやりたい」といった要求をどれだけ聞いてやればよいか。

子育て

私がよく相談を受けることで、「子どもが、最近よく物を欲しがるのですが、どこまで聞いてやったらいいかわかりません。甘やかしになってはよくないと思っています。」ということがあります。子どもの要求に関しての対応についてお伝えします。

まずは、子どもが親に気持ちを伝えられていることが素晴らしいことであると思います。自我が芽生えたり、言語力がついたりしている証拠です。それよりも全く自分の要求を親に伝えない子供の方が心配になります。私は、場合によっては「よく気持ちを伝えてくれたね。気持ちを聞けてうれしいよ」と返答しても良いと思います。

次に、ご家庭で何がよくて何がダメなのか「線引き」をしていることが重要になります。子どもの要求を全てダメだと突き放したり、全て許してしまったりすると心配です。しかし、「子どもの要求をどこまで聞いたらいいかわからない」と困られているということは、子どもの言っていることに対して線引きをされているのであろうと思います。その疑問をもたれているということは、素晴らしい子育てをされています。

「線引き」は各ご家庭によってさまざまな基準がありますので、他人と違っていてもかまいません。「線引き」をしてある程度は、子どもの要求を受け入れ、度が過ぎたことに関してはダメということで子どもの自己コントロール力を育てます。ダメと言って子どもが駄々をこねてもしっかり会話をして説得していきましょう。時には、親子げんかのようなことになることもありますが、それでもかまいません。続けていき、子どもの自己コントロール力を伸ばしていきましょう。

補足ですが、不登校や心身症などの症状で、要求が強く出ている場合は、線引きを少し緩めて子どものわがままに付き合ってあげることも必要になってくると思います。

いずれにしても、子どもと親がしっかりと話をして気持ちをきちんと伝えあうことが大切なことだと思います。

それでは、今日もありがとうございましたっ!

参考文献:明橋大二,『子育てハッピーアドバイス3』,一万年堂出版,2006,120p

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