「子どもが勉強に集中できません。」
「よくぼーっとしているんです。」
このようなことが困っていることによく上がります。
うちの子もピアノの練習になると途端にやる気をなくしつつも毎日やらなければならないからやっていると言った様子です。これでは、いくら練習をしても効果は半減もしくはなくなってしまうでしょう。
一方で、雪を見た子どもはどうでしょう。今朝は、雪が降り積もり、視界がいつもと異なる光景になっていました。子どもは、「お父さん、雪合戦しよう!」と眠気眼である私に声をかけます。その笑顔は、とても輝いています。子どもは、まだ朝ご飯を食べていないにもかかわらず、外で雪の中を走り回っています。
この時の脳内のドーパミンは、ピアノの練習と比べるとかなり多くの量を分泌していると考えます。雪のように子どもを主体的にさせる雪は本当にすごいです。自分から”あれがしたい””これがしたい”と言えることが成長につながります。
ここから学ぶことは、雪のような好奇心を育むものをいかにして子どもに与えていくかが問われることだということです。例えば、前述のピアノであったとしても、毎日同じように親から「早くピアノやりなさいよ。」と言われてやるより、子ども自身が「わー雪だ!何をして遊ぼうかな?」と同じように「わーピアノだ!何を演奏しようかな?」等と自分の前向きな意思が伴って活動するとでは、成果が全く異なってしまいます。
いつもの活動で子どもに好奇心を与える方法はどのようなものがあるかというと、わかりません。というのも、子ども一人一人の実態によって対応が異なってくるからです。また、一つの方法がうまくいったからと言って、次も通用するとは限りません。
しかし、子どもが前向きに活動するためにどのようなことができるかを試行してみることは、何度でもできます。声掛けは、「ピアノができるようになって、どのようなことがしたい?」と問いかけてみると、どうでしょうか。「早くピアノしなさい!」より、ピアノの練習に前向きになるのではないでしょうか。また、動画サイトでピアノが上手な人を見せ、モチベーションを高めさせることもできます。様々なことを試してみると良いと思います。
目指すは、今日の雪を見た時の笑顔と興奮の様子です。このような刺激を受けると子どもの脳は、どんどん発達していくと思います。それに子育てをしている私たちの心は嬉しそうな楽しそうな子どもの姿をみるととても癒されます。もしかしたら、私たちが自分の子どもを見て癒されていることが、子どもは嬉しそうな楽しそうな姿をするのかもしれません。この逆説的なことは、また後日”ともに”ブログに記述しようと思いますので、またご覧いただけると幸いです。
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